コラムColumn

一生もの NO.2(IWCマーク12)

2026.02.23

一生もの

この腕時計(IWCマーク12)を購入したのは25か26の時だったと思う。もう26年前のことになる。シンプルなフェイスと誰ともかぶらない玄人感漂う空気感に心を奪われた。当時は空前のRolex エクスプローラ人気で私の周りの人達の多くは、左腕に王冠をつけていた。

当時はRolex サブマリーナに憧れていたが、私には手が届く金額でもなく、頑張ってローンで購入しても誰かのまねでは何だか切ない。そんな思いから購入をためらっていた。そんな時にIWCマーク12に出会う。

20代の若者は選ばないであろうブレスやシンプルなフェイスデザイン。そしてスイスメーカーであること。IWCマーク12にまつわるウンチクも20代の私には高揚感を覚えさせた。

気に入ったものを誰とも被らないように選ぶことは簡単なことではない。かぶってしまうことが悪いことではないが、自分の個性として捉えると少し心がざわつく。機械式時計は一生ものだ。心がざわつくものを一生持ち続けるには気が重い。

26年前の自分の選択は間違っていなかった。いまだにこの時計をつける時は高揚感を覚える。ここぞという勝負の日には必ず私の左腕にはこの腕時計がはめられている。