子供部屋は「与える場所」ではなく「育つ場所」
2026.06.23
家づくりの打ち合わせで、必ずと言っていいほど話題になるのが子供部屋です。「何畳必要ですか?」「将来二つに分けられますか?」「机とベッドは置けますか?」もちろん大切なことです。しかし、small styleでは少し違う視点で子供部屋を考えています。子供部屋は、子供のための個室である前に、子供が自立へ向かうための場所だと思っています。
子供は意外と部屋にいない
多くの親御さんは、子供のために少しでも広い部屋を用意したいと考えます。ですが実際には、小学生のうちはリビングで過ごす時間がほとんどです。宿題をするのもリビング。ゲームをするのもリビング。家族と会話するのもリビング。中学生、高校生になると少しずつ自室で過ごす時間が増えますが、その期間は人生全体から見ればほんの数年です。
大切なのは広さではなく居場所
small styleが考える子供部屋は、大きな空間ではありません。自分の好きな本を並べたり、趣味のものを飾ったり、一人で考え事をしたり。そんな「自分だけの居場所」と考えています。3畳でも4.5畳でも、工夫次第で心地よい空間はつくれます。むしろ小さな部屋だからこそ、自分にとって本当に必要なものを選ぶ力が育まれます。
子供部屋が教えてくれること
小さな子供部屋には、実は大切な学びがあります。限られた空間の中で、「何を残すか」「何を手放すか」「どう使うか」を自然と考えるようになります。これは大人になってからも役立つ、生きる力そのものです。物が増え続ける時代ではなく、価値あるものを選び、永く大切に使う時代。small styleが大切にしている考え方は、子供部屋にもつながっています。
家族の距離が近い家
子供部屋を必要以上に大きくしないことで、その分リビングや共有スペースに余白が生まれます。家族が自然と顔を合わせ、会話が生まれ、一緒に過ごす時間が増える。それは家族にとって、何より豊かなことではないでしょうか。子供が成長して家を離れた後も、無駄な空間を抱え続けることはありません。今だけでなく、未来まで考えた住まい方です。
子供部屋のあり方
子供部屋は広さを与える場所ではなく、自立への第一歩を育む場所。大きな部屋よりも、たくさんの物よりも、
「自分にとって大切なものを知ること」それこそが、これからの時代に必要な豊かさだと私たちは考えています。家に人生を支配されない生き方。その考え方は、子供部屋づくりにも活かされています。